引越しの機会に衣装ケースを処分したいけどどうしたらいい？費用は？

引越しは、不用品を処分する良い機会です。
引越しの機会に衣装ケースを処分したいと考えている人もいるでしょう。

衣装ケースは、衣装だけでなくさまざまな物品を収納できる便利な製品です。
しかし、サイズが大きいため、手軽に処分するわけにはいきません。

今回は、衣装ケースの処分方法や、処分にかかる費用の相場をご紹介します。
衣装ケースを廃棄する方法だけでなく、売却する方法や譲渡する方法もご紹介しますので、是非参考にしてみてください。

衣装ケースにはどんな処分方法がある？

衣装ケースの処分方法は、「廃棄する方法」「売却する方法」「譲渡する方法」の3つに大きく分けられます。

売却できれば処分料がかからず、逆にお金が手に入ります。
そのため、傷や汚れのない衣装ケースの場合は、買取業者に査定を依頼してみるのもひとつの手です。
ただし、衣装ケースは販売価格が安く、高額な買取価格は期待できません。

衣装ケースを譲渡する方法を選べば、ゴミを減らして資源を有効利用できます。
なお、譲渡すれば処分料はかかりませんが、送料などが必要になる場合があります。

売却・譲渡できない場合や、手続きの手間を省きたい場合は、廃棄する方法を選びます。
衣装ケースを廃棄する方法としては、自治体にゴミとして回収してもらう方法が一般的です。
また、不用品回収業者や引越し業者などに処分を依頼することもできます。

衣装ケースを廃棄する方法

衣装ケースの処分方法を具体的にみていきましょう。
まずは、廃棄する方法からご紹介します。

自治体にゴミとして回収してもらう

衣装ケースは、自治体にゴミとして回収してもらえます。
自治体に回収してもらう方法は、衣装ケースの処分方法のうち最も一般的なものです。

自治体のルールをしっかりと確認

衣装ケースをゴミとして出す際には、自治体のルールをよく確認することが大切です。
ゴミ出しのルールは、自治体によって大きく異なります。

また、処分したい衣装ケースの大きさや素材によってゴミの区分が変わる場合があります。
衣装ケースにはプラスチック製・木製・金属製などのさまざまな種類があります。
処分する前に衣装ケースをよく確認して、その大きさや素材に適合した区分でゴミに出すようにしてください。

粗大ゴミに分類されるのが一般的

衣装ケースはある程度大きいため、粗大ゴミに分類されるのが一般的です。

粗大ゴミとして処分する際には、まずは自治体のゴミ処理センターに連絡します。
その後、コンビニやスーパーなどで粗大ごみ用の回収券を購入し、それを貼り付けて所定の場所に置いておく方式を採用している自治体が多いです。

衣装ケースを粗大ゴミとして出す場合の処分料は、1個あたり300円から500円程度が一般的です。
自治体に回収してもらう方法は処分料が比較的安価ですが、衣装ケースの個数が多い場合は費用がやや高くなります。

分解してゴミに出す方法もある

衣装ケースを分解してゴミに出す方法もあります。
衣装ケースを壊して小さく分解すれば、不燃ゴミや可燃ゴミ、プラスチックごみなどとして無料でゴミに出せます。

ただし、衣装ケースは頑丈にできており、分解には手間がかかります。
素手で分解するのは難しく、ノコギリなどの工具が必要になるでしょう。
分解する際には、破片や工具でケガをしないよう注意して、自己責任で行ってください。

地域のゴミ処理センターに持ち込む

処分を急いでいる場合は、地域のゴミ処理センターに直接持ち込む方法もあります。
直接持ち込んで処分してもらえば、ゴミの回収日を待たずに処分できます。

ただし、自治体によっては回収してもらえない場合もあるため、事前に連絡してから持ち込むようにしましょう。

また、直接持ち込む場合でも「10kgあたり200円」といった処分料がかかるのが一般的です。
衣装ケースは軽いものが多いため、直接持ち込めば粗大ゴミの回収費用よりも安く済む場合があります。

引越し業者に処分してもらう

引越し業者の中には、引越しの際に不用品を回収・処分してくれるところがあります。
そうした業者を利用すれば、自分で衣装ケースを処分する手間が省けます。

事前に回収の可否や費用を確認

ただし、すべての業者が不用品を回収してくれるわけではありません。
また、回収を依頼すると、ある程度の費用がかかるのが一般的です。
そのため、引越し業者に衣装ケースなどの不用品を処分してもらいたい場合は、事前に回収の可否や必要な費用を確認しておくことが大切です。

引越し業者を探す際は「一括見積もりサービス」を利用

不用品を回収してくれる引越し業者を探す際には、「引っ越し料金の一括見積もりサービス(無料)」を利用するのがおすすめです。
一括見積もりサービスは、多くの引越し業者の見積もりをいちどに取得できるサービスで、不用品を回収してくれる業者を簡単に探すことができます。

衣装ケースの処分を引越し業者に依頼したい場合は、一括見積もりサービスを利用して不用品を回収してくれる業者を探し、その中から料金の安いところを選ぶようにしましょう。

詳しくはこちらをご覧ください。

衣装ケースを回収してくれる引越し業者を調べてみる

ゴミ処理業者や不用品回収業者に依頼する

自分で処分するのが面倒な場合は、ゴミ処理業者や不用品回収業者に依頼する方法もあります。
業者は自宅まで回収に来てくれるため、自分で運ぶ手間が省けて便利です。

依頼する前に費用を確認

ただし、業者に依頼すると、ある程度高めの処分料がかかります。
料金は業者や依頼する衣装ケースの個数などによって異なりますが、1個あたり1,000円程度が一般的です。
業者を利用する際には、衣装ケースの大きさや個数を正確に伝えて、必要な費用を確認してから依頼するようにしてください。

個数が多い場合は不用品回収業者を利用

不用品回収業者は、「トラック1台分で○○円」といった料金設定の業者が多いです。
そうした業者は、処分したい衣装ケースが多い場合や、ほかに処分したい不用品が多数ある場合に利用すると、費用が割安です。
衣装ケースの処分を業者に依頼する際には、不用品の量に応じて不用品回収業者の利用も検討してみましょう。

詳しくはこちらをご覧ください。

衣装ケースのほかにも処分してほしいものがあるならこちらをどうぞ

自治体の許可を得ている業者を利用する

ゴミ処理業者に衣装ケースなどの不用品の処分を依頼する際には、必ず自治体の許可を得ている業者を利用してください。

「無料回収」などと宣伝している無許可の業者も存在していますが、そうした業者を利用した結果、後で高額な費用を請求されるトラブルが多数報告されています。

自治体のホームページには、自治体が委託している業者が一覧で掲載されています。
また、自治体に問い合わせれば優良な業者を紹介してくれます。

以上が、衣装ケースを廃棄する方法です。
自治体に粗大ゴミとして回収してもらう方法が一般的ですが、ゴミ処理業者や引越し業者に処分を依頼することもできます。

衣装ケースを売却する方法

衣装ケースを売却する処分方法もあります。
売却できれば処分料がかからず、逆にお金が手に入ります。
また、ゴミを減らすことにもつながります。
比較的新しくきれいな衣装ケースであれば、業者に査定を依頼してみるのもひとつの手です。

どんな製品が買取対象になる？

買取業者は、品物を再販売して利益をあげています。
そのため、傷や汚れのあるものなど、売れそうにない製品は買い取ってもらえません。

買取対象になる衣装ケースの特徴としては、以下のようなものがあります。

• 傷や汚れのないきれいな製品
• 「無印良品」や「FITS」といった定番のブランド品
• 同じサイズが複数個揃っているもの

以上に該当する場合は、買取業者に査定を依頼してみましょう。

衣装ケースの買取価格はどれくらい？

衣装ケースは新品でも比較的安価なため、買取価格は低めです。
一般的なプラスチック製の衣装ケースの場合は、1個0円から300円程度の場合が多いでしょう。
「FITS」などのブランド品で3-4点同じサイズが揃っていれば、より高くなる可能性もあります。

どこで買い取ってもらえる？

衣装ケースには、複数の売却方法があります。

リサイクルショップ

多くのリサイクルショップは、衣装ケースを買取対象としています。
近隣にリサイクルショップがあれば、事前に連絡したうえで、衣装ケースを持ち込んで査定を依頼してみるとよいでしょう。
価格が付かない製品でも、稀に無料で引き取ってくれる場合があります。

なお、リサイクルショップの中には、自宅まで来てくれる「出張買取」を行っている業者もありますが、衣装ケースだけの買取では出張買取を断られる場合が多いでしょう。

宅配買取業者

宅配買取は、宅配便で品物を送付して買い取ってもらう買取方式です。
宅配買取業者の中には、衣装ケースを買取対象にしているところもあります。

衣装ケースを取り扱っている宅配買取業者に「 ecofa(エコファ)」があります。
「ecofa(エコファ)」は、買取価格を無料でオンライン査定してくれるため、買い取ってもらえるかいちど査定を依頼してみるとよいでしょう。

詳しくはこちらをご覧ください。

衣装ケースを買い取ってくれる業者を調べてみる

その他の方法

以上の方法のほか、ネットオークションなどの個人間売買で衣装ケースを売却する方法もあります。

ただし、ネットオークションは売却に時間がかかり、必ず売れるとも限りません。
また、衣装ケースは本体の価格に比べて送料が高額であり、オークションで購入するのは一般的ではありません。
そのため、引越しの際に急いで処分したい人には、あまり適した方法ではありません。

衣装ケースを譲渡する方法

衣装ケースを無料で譲渡する処分方法もあります。
譲渡すれば資源を有効活用でき、ゴミの減少にもつながります。

無料で引き取ってくれる宅配型の業者を利用

宅配便で衣装ケースを送付すると、無料で引き取ってくれる業者があります。
そうした宅配型の無料回収業者を利用するのもひとつの手です。
ただし、業者に送付する際の送料はこちらが負担する必要があります。

回収業者の中には、ほかの不用品と一緒に送ることで送料が無料になるところもあります。
無料回収業者を利用する際には、送料をよく確認するようにしましょう。

なお、地域を巡回している無料回収業者の利用には注意が必要です。
そうした業者の中には、後で高額な費用を請求してくる悪質な業者も存在しています。
地域の回収業者を利用する際には、自治体の許可を得ている優良な業者を利用するようにしてください。

ネット掲示板などで引き取り手を捜す

地域限定のネット掲示板などで、衣装ケースを引き取ってくれる人を探す方法もあります。
そうした掲示板を利用した個人間取引で衣装ケースを譲渡するのもひとつの手です。

なお、地域の掲示板を利用して買い取ってくれる人を探すこともできます。

衣装ケースを寄付する

慈善事業を行っている団体の中には、衣装ケースの寄付を受け付けているところもあります。
そうした団体に寄付して、衣装ケースを有効利用してもらうのも選択肢のひとつです。

参照：衣装ケース/プラスチックケースを社会支援に再利用

ただし、そうした団体に送付する際には送料がかかります。
自宅まで回収に来てくれる団体もありますが、その際にも3,000円程度の回収料が必要です。

まとめ

衣装ケースの処分方法は、「廃棄する方法」「売却する方法」「譲渡する方法」の3つに大きく分けられます。

売却できれば処分料がかからずお金が手に入るため、新しくきれいな衣装ケースの場合は、買取業者に査定を依頼してみるのもひとつの手です。
また、衣装ケースを譲渡すれば資源を有効活用できます。

売却・譲渡できなかったり、手続きが面倒だったりする場合は、衣装ケースを廃棄する方法を選びます。
廃棄する方法としては、自治体にゴミとして回収してもらう方法が一般的ですが、ゴミ処理業者・不用品回収業者・引越し業者などに処分を依頼することもできます。

自治体に粗大ゴミとして回収してもらう場合の処分料は、1個あたり300円から500円程度です。
また、業者に依頼した場合は1個あたり1,000円程度が一般的です。

衣装ケースの処分方法にはさまざまな選択肢があります。
今回の記事を参考にして、自分にあった処分方法を選んでみてください。