神棚は、日本人にとって身近な宗教である神道の祭壇です。
神棚は定期的に新しくするのが一般的であり、引越しで住居を新しくした場合には、神棚も新しくするのが望ましいとされています。
引越しの機会に、古い神棚を処分したいと考えている人もいるでしょう。
神棚は祭壇であり、気軽には処分できない品物です。
また、サイズが比較的大きい神棚もあります。
神棚の処分方法が分からず、困っている人もいるのではないでしょうか。
今回は、神棚の処分方法について詳しく解説します。
処分にかかる費用や注意点などもご紹介しますので、是非参考にしてみてください。
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神棚の処分方法に厳格な決まりはない
神棚は、神道の神をまつるための祭壇です。
神道は、戒律が厳格でない非常におおらかな宗教であり、神棚の処分方法に関しても明確な決まりはありません。
キリスト教の聖書やイスラム教のコーラン、仏教のさまざまな経典など、ほかの宗教には神の教えや戒律を説いた書物があり、それに従って宗教儀式に関する細かな決まりもあります。
しかし、神道は個人個人の良心に従って神に感謝するのが基本となる宗教であり、ほかの宗教のような厳格な決まりはありません。
神棚を処分する方法に関しても全国共通のルールはなく、神社ごとに見解が異なります。
神棚を処分する方法にはいくつかの選択肢がありますが、正解といえる明確な方法はありません。
信仰心が高く、儀式を大切にしたいと考えるのであれば、神社に神棚の処分を依頼するとよいでしょう。
また、神棚の処分に祈祷は不要としている神社もあるため、自分で神棚を処分するのも一般的な方法です。
神棚は、自分が一番納得のいく方法で処分することをおすすめします。
飾られている神棚を撤去する
神棚は、高い場所に飾られているケースがほとんどです。
神棚を処分する際には、神棚を棚からおろす必要があります。
神棚をおろす際の作法に関しては特に決まりはありませんが、最後に参拝しておくことをおすすめします。
参拝方法は、「二礼二拍手一礼」が基本です。
食器などの神具は自分で処分して構わない
参拝したら、お供え物や神具を撤去します。
食器や三宝(三方)などの神具や、神棚を設置していた棚などには、神が宿るとは考えられていません。
そのため、通常の食器や棚として処分して問題ありません。
神具をそのまま処分するのに抵抗がある場合は、塩でお清めして紙に包んでから廃棄するとよいでしょう。
処分する前に掃除しておく
長年設置してあった神棚は、ホコリなどで汚れています。
処分する前に、長年お世話になった神棚を掃除しましょう。
神社に処分を依頼する際に、汚れたままの状態ではいけません。
また、自分で廃棄する場合でも、感謝の気持ちを込めて掃除してから処分することをおすすめします。
神具やお供え物を片付けて神棚をきれいにしたら、神棚本体を処分します。
神棚の一般的な処分方法は?
神棚を処分する一般的な方法としては、「神社で祈祷してもらう方法」「御神札を神社に返納して神棚は自分で処分する方法」「神棚を処分してくれる業者に依頼する方法」などがあります。
神棚は定期的に新しくするものです。
神道の考えには、定期的に新しいお社を準備することにより、神様が存分に力を発揮できるというものがあります。
そのため、古い神棚は廃棄するのが一般的です。
ただし、不用品を買い取っている宅配買取業者の中には、神棚を買取対象としているところもあります。
神社で祈祷してもらう方法
それでは、神棚を処分する方法を具体的にみていきましょう。
まずは、神社で祈祷してもらう方法からご紹介します。
祈祷してもらう方法は、神棚を神社に持参し、儀式を行ったうえで廃棄してもらう方法です。
「神棚には神様が宿っている」「神棚はしっかりとした儀式をしてから処分したい」といった考え方の人は、神社に祈祷を依頼するとよいでしょう。
祈祷はどうやって依頼する?
神社で祈祷してもらいたい場合は、まずは神社に問い合わせてみましょう。
いきなり持ち込んでも受け付けてもらえない場合がありますし、神棚の処分を行っていない神社もあります。
事前に確認をとったら、神社の祈祷受付所や社務所で祈祷の申し込みをします。
そして、神主さんによる祈祷が行われた後、神棚を燃やす「お焚き上げ」が行われます。
神社によって祈祷に立ち会う場合もあれば、立ち会わずに祈祷から処分まで神社に任せる場合もあります。
祈祷にはどのくらいの費用が必要?
祈祷にかかる費用は、神棚の大きさや神社の方針によって異なります。
また、祈祷に立ち会うか否かによって変わる場合があります。
費用は場合によって異なりますが、3,000円から12,000円程度のケースが多いです。
なお、神社によって費用を明示している場合と明示していない場合があります。
あらかじめ問い合わせて、適切な費用を確認しておきましょう。
処分料を包む場合の表書きは「御焚上料(おたきあげりょう)」とします。
また、「玉串料」でも問題ありません。
適切な表書きが知りたい場合は、念のため神社に確認するとよいでしょう。
神主さんに自宅に来てもらう方法もある
企業の事業所などでは、引越しの前に神主さんに来てもらい、神棚を撤去する前の儀式である「御魂抜き」や建物のお祓いをしてもらう場合があります。
通常の家庭の引越しの際に、そうした儀式を行うのはあまり一般的ではありません。
しかし、儀式を重視する場合は、神社に依頼するのも選択肢のひとつです。
なお、新居のお祓いに関しては、一般家庭の引越しの際にもよく行われています。
神主さんに来てもらう場合の費用は地域によって異なりますが、2-5万円程度が相場です。
なお、自宅に来てもらう場合は、神棚を撤去せずに飾ったままの状態にしておきましょう。
神主さんに儀式をしてもらった後で、神棚を撤去して処分します。
御神札をお返しして神棚は自分で処分する方法
「神棚を処分する際に祈祷は必要ない」という考え方をする神社もあります。
そうした考え方に基づいて処分する場合は、神棚の中にあるお札を取り出して神社に返納した後、神棚を自分で廃棄します。
御神札はお札返納所へ
神棚の中に納められているお札は「御神札(ごしんさつ)」と呼ばれます。
お札は神様から頂いた大切な印であり、神様の代わりとして祀られているものです。
神様から頂いたお札は、神棚を処分する際に神社に返納するのが一般的です。
返納する場合は、そのお札を頂いた神社に返します。
しかし、その神社がどこかわからない場合や、神社が遠方にある場合もあるでしょう。
そうした場合は、近隣の神社に返納が可能か聞いてみましょう。
現在では、別の神社でもらったお札でも返納が可能な神社が多いです。
お札は、神社にある「お札返納所」や「古札納所」に返納します。
また、郵送でお札を返納できる神社もあります。
その際には、奉納する気持ちを込めて、1,000円などの紙幣を1枚同封した現金書留で送るのが一般的です。
なお、郵送での返納を受け付けていない神社も多いため、必ず事前に問い合わせてから送付するようにしてください。
御神札のない神棚はどうやって廃棄する?
お札を返納したら、神棚を廃棄します。
神棚の廃棄方法には、いくつかの選択肢があります。
お焚き上げしてもらうのが一般的
お札を返納したとはいえ、神棚をゴミとして処分するのに抵抗のある人もいるでしょう。
そうした場合は、神社などで行われるお焚き上げの儀式で処分してもらいましょう。
神社では、年末年始や節分など、年に数回お焚き上げの儀式を行っています。
そうした際に神棚を持ち込んで、お焚き上げをしてもらうとよいでしょう。
また、神棚の販売店や葬儀場などでもお焚き上げの儀式が行われる場合があります。
自治体にゴミとして回収してもらう
「お札を返納した後の神棚はゴミとして廃棄しても問題ない」という考え方をする神社もあります。
そのため、神棚を手軽に処分したい場合は、自治体にゴミとして回収してもらうのも選択肢のひとつです。
なお、ゴミの区分や回収方法は自治体によって大きく異なるため、ゴミに出す前に自治体のルールをしっかりと確認してください。
不適切な方法でゴミにだしてしまうと、不法投棄に該当する場合があります。
粗大ゴミに該当する場合が多い
サイズが大きい神棚の場合は、粗大ゴミに区分されるのが一般的です。
粗大ゴミとして出す場合には、まずは地域の粗大ゴミ受付センターに連絡します。
そして、スーパーやコンビニなどで粗大ゴミ用の回収券を購入し、それを貼り付けたうえで所定のゴミ捨て場に置いておきます。
処分料は粗大ゴミの大きさや自治体によって異なりますが、数百円から2,000円程度が一般的です。
周囲の目が気になる場合はゴミに出すのを避ける
神棚は宗教の祭壇であり、ゴミ捨て場に捨てることを快く思わない人が周囲にいるかもしれません。
そのため、地域のつながりが強い地区に住んでいるなど、周囲の目に配慮する必要があるケースでは、ゴミとして出すのを避けたほうがいい場合もあります。
分解して可燃ゴミとして出す方法もある
神棚は木製の場合が多く、小さく分解すれば可燃ゴミなどとして回収してもらえる場合があります。
粗大ゴミに該当しないのであれば、処分料はかかりません。
また、小さく分解して袋などに入れれば、神棚であることが外から見ても分からなくなります。
神棚を廃棄する際には、分解してからゴミに出すのも選択肢のひとつです。
地域のゴミ処理センターに持ち込む
粗大ゴミは、回収日までに間があいてしまう場合があります。
急いで処分したい場合は、地域のゴミ処理センターに直接持ち込むのも選択肢のひとつです。
直接持ち込めば、ゴミの回収日を待たずに神棚を処分できます。
また、周囲の目を気にすることなく神棚を廃棄できます。
ただし、地域によっては回収を断られる場合があるため、事前に連絡して確認をとったうえで持ち込むようにしましょう。
なお、直接持ち込む場合でも、「10kgあたり200円」といった処分料がかかるのが一般的です。
ゴミ処理業者や不用品回収業者に依頼する
ほかの粗大ゴミなどと同様に、神棚の処分をゴミ処理業者や不用品回収業者に依頼することもできます。
業者に依頼すれば自宅まで回収に来てくれるため、自分で運ぶ手間が省けます。
業者は費用が高め
ただし、業者に依頼するとそれなりの費用がかかります。
ゴミ処理業者の一般的な料金体系は、出張費用や運送費用などの基本料金が設定されており、そこに処分を依頼する品物の処分料が加算される方式です。
神棚の処分料は大きさによって異なりますが、基本料金は3,000円以上が一般的です。
業者に処分を依頼する際には、事前に神棚の大きさを伝えて、必要な料金をしっかりと確認してから依頼することが重要です。
無許可の業者は決して利用しない
家庭からのゴミを処理する業者は、「一般廃棄物収集運搬業」の許可や市町村からの委託を受けている必要があります。
そうした許可を受けていない業者は、利用してはいけません。
「無料回収」などと宣伝している無許可の業者を利用した結果、法外な費用を請求されるなどのトラブルが多数報告されています。
また、無許可の業者はゴミを適切に処分するとは限らず、神棚が不法投棄される恐れもあります。
業者に処分を依頼する際には、自治体の許可を得ている業者を利用しましょう。
自治体のホームページには、許可を得ている業者が一覧で掲載されています。
また、自治体に問い合わせれば、安心して利用できる業者を教えてくれます。
引越し業者は神棚を処分してくれる?
引越し業者の中には、引越しの際に不要な家具や家電を回収・処分してくれる「不用品回収サービス」を提供しているところもあります。
引越し業者に神棚の処分を依頼できれば便利ですが、一般的な引越し業者は神棚や仏壇などの宗教に関わる品物を処分してくれません。
神棚や仏壇をゴミとして処分してしまうと、企業の評判に影響する恐れがあるため、これは仕方ありません。
引越しの機会に神棚を処分したい場合は、引越日までに処分できるよう早めに準備を始めましょう。
宅配便を使って神社に処分を依頼する方法
宅配便を使って神棚を送付すると、祈祷やお焚き上げなどの儀式をして適切に処分してくれる神社や業者があります。
近隣に神棚を処分してくれる神社がない場合や、自分で神社まで運ぶ手間を省きたい場合は、そうした宅配便を使う方法もおすすめです。
処分料は神棚の大きさなどによって異なりますが、5,000円から7,000円程度が一般的です。
また、送料が別途必要です。
詳しくはこちらをどうぞ
民間の業者に依頼する方法
民間の業者の中には、神棚や仏壇の回収を専門に行っているところがあります。
そうした業者は、回収後にお焚き上げの儀式などを行い、適切に神棚を処分してくれます。
業者の中には、祈祷やお札の返納など、個人の希望に沿った方式で処分してくれるところもあります。
専門業者に依頼する場合の費用は、10,000円から30,000円程度が一般的です。
依頼する業者や神棚の大きさによっては、より高額になる場合もあります。
専門業者に依頼すると自宅まで回収に来てくれるため、手間が省けて便利です。
ただし、費用は事前にしっかりと確認しましょう。
神棚は売却できる?
神棚は定期的に新しくするものであり、古いものは廃棄するのが一般的です。
そのため、買取や中古品の流通はほとんど行われていません。
しかし、宅配買取業者の中には神棚の買取を行っているところがあります。
宅配買取業者は、宅配便で送る形式で不用品を買い取ってくれる業者です。
神棚を取り扱っている宅配買取業者に「 ecofa(エコファ)」があります。
「ecofa(エコファ)」は買取価格を無料でオンライン査定してくれるため、買取価格がつくかいちど査定を依頼してみるのもひとつの手です。
また、「ecofa(エコファ)」は、宅配業者が品物を梱包してくれる「梱包おまかせサービス」を無料で提供しています。
そのため、大きな品物であっても安心して買取を依頼できます。
売却する方法は神棚の処分方法として一般的ではありませんが、買取を行っている業者があることをご紹介しておきます。
詳しくはこちらをご覧ください。
まとめ
神棚を処分する一般的な方法としては、「神社で祈祷してもらう方法」「御神札をお返しして神棚は自分で処分する方法」「神棚を処分してくれる業者に依頼する方法」などがあります。
しっかりとした儀式をしたうえで神棚を処分したい場合は、神社に祈祷を依頼して処分してもらいましょう。
また、神棚の中の御神札を神社に返納して、神棚は自分で廃棄する方法もあります。
神棚の廃棄に関しては、神社でお焚き上げをしてもらう人が多いですが、お札を返納した神棚であれば、通常の家具などと同じように廃棄することもできます。
さらに、宅配便で送付すれば神棚を処分してくれる神社や業者があるほか、神棚や仏壇の回収・処分を専門に行っている業者もあります。
神棚の「売却」に関しては一般的ではありませんが、一部の宅配買取業者は神棚を買取対象としています。
以上のように、神棚の処分方法にはさまざまな選択肢があります。
神棚の処分方法には明確な決まりはなく、自分が納得のいく方法を選ぶことが大切です。
今回の記事を参考にして、自分にあった処分方法を選んでみてください。
引っ越しのためにある引越し業者に見積もりを取ったら73300円でした。
高いんじゃないかと思って引越し料金の一括見積もりサイト(無料)で試しに調べてみたら42000円の業者を見つけることができました。
あやうく31300円も損するところだったんです。
複数の業者に見積もりを取ることで安い業者を見つけることができました。
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