引越しは、不要なものを処分するのに良い機会です。
引越しの機会に扇風機を処分したいと考えている人も多いのではないでしょうか。
扇風機にはある程度の大きさがあり、金属やプラスチックなどの多くの部品が使用されているため、処分方法に迷う家電製品のひとつです。
今回は、扇風機のさまざまな処分方法をご紹介します。
扇風機を廃棄する方法だけでなく売却する方法もご紹介しますので、その中から自分にあった方法を選んでみてください。
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扇風機の処分方法には「廃棄」と「売却」の2種類がある
扇風機の処分方法は、「廃棄する方法」と「売却する方法」の2つに大きく分けられます。
比較的新しく高価な扇風機や、インテリアとして需要のあるレトロな扇風機などは、業者に買い取ってもらえる場合があります。
そのため、扇風機を処分する際には、売却できないかリサイクルショップや宅配買取などに確認してみることをおすすめします。
売却できれば処分費用がかからず、逆にお金が手に入ります。
製造から年数が経っている扇風機や壊れた扇風機の場合は、売却できないケースが多いため、ゴミやリサイクル品として回収・廃棄してもらいます。
また、手間の割に買取価格が安く売却が面倒だったり、引越し期日が迫っていて売却できなかったりする場合などでも、廃棄を選ぶことになります。
扇風機を廃棄する方法
まずは、扇風機を廃棄する方法からご紹介します。
不燃ゴミや粗大ゴミとして出す
扇風機は、「不燃ゴミ」や「粗大ゴミ」として自治体に回収してもらえます。
扇風機の処分方法としては、通常のゴミとして出すのが最も一般的です。
扇風機のゴミとしての扱いは自治体によって異なる
扇風機の分別に関しては、自治体によってルールが異なります。
扇風機全般を粗大ゴミとしている自治体もあれば、サイズが大きいものの場合は粗大ゴミとし、指定の袋に入る場合は不燃ゴミ(破砕ゴミ)とする自治体もあります。
扇風機をゴミとして出す場合は、自治体のルールをしっかりと確認して、そのルールに沿った方法で分別することが大切です。
粗大ゴミの処分費用がかかる場合がある
粗大ゴミとして扇風機を回収してもらう際には、処分料がかかるのが一般的です。
多くの自治体では、コンビニやスーパーなどで粗大ゴミ用のシールを購入し、それを扇風機に貼り付けてゴミ捨て場に出します。
処分料は自治体によって異なりますが、200円から500円程度が一般的です。
分解してからゴミに出す方法もある
扇風機は、比較的分解しやすい家電製品です。
扇風機のサイズが大きめでも、分解すれば「不燃ゴミ」の袋に収まり、粗大ゴミとしての処分料を節約できる場合があります。
なお、分解する際には部品などでケガをしないよう注意してください。
粗大ゴミとしての処分料は比較的安価なため、無理に分解する必要はありません。
急いでいる場合はゴミ処理センターに持ち込む
通常、粗大ゴミを出せる日は限られています。
扇風機を急いで処分したい場合は、地域のゴミ処理センターに扇風機を持ち込んで処分してもらう方法もあります。
なお、持ち込む場合は、事前に必ず問い合わせて、処分の可否や費用を確認するようにしてください。
直接ゴミ処理センターに持ち込む場合でも、数百円程度の費用がかかるのが一般的です。
リサイクル品として回収してもらう
2013年に「小型家電リサイクル法」が施行され、現在多くの家電製品がリサイクルされています。
リサイクル品として扇風機を回収している自治体がある
小型家電リサイクル法では、リサイクルの対象品目や回収方法を各自治体が定めるよう規定されています。
扇風機をリサイクル対象としている自治体では、所定の場所に扇風機を持ち込めばリサイクル品として回収してもらえるところもあります。
自分の住んでいる自治体で扇風機の回収が行われているかどうかは、自治体のホームページなどで確認することができます。
扇風機を回収している家電量販店もある
家電量販店の中には、扇風機をリサイクル品として回収しているところも多くあります。
例えば、ヨドバシカメラ・エディオン・ケーズデンキは「500円(税別)」で扇風機を回収してくれます。また、ヤマダ電機の場合は「1,000円(税別)」です。
粗大ゴミの回収日は限られているため、近隣に回収してくれる家電量販店があれば、費用を払って処分してもらうのもひとつの手です。
引越し業者に処分してもらう
扇風機を処分する手間をなるべく省きたい場合は、引越し業者に依頼する方法もあります。
引越し業者の中には、引越しの際に不用品を回収・処分してくれる「不用品回収サービス」を提供しているところがあります。
なお、業者や地域によっては回収を断られるケースもあるため、依頼したい場合は事前に確認しておくことが大切です。
不用品回収サービスを行っている引越し業者を探す際には、「引っ越し料金の一括見積もりサービス(無料)」を利用するのが便利です。
一括見積もりサービスは、多くの引越し業者の見積もりやサービス内容をいちどに比較できるサービスです。
一括見積もりサービス利用すれば、不用品回収サービスを行っている業者がすぐに分かり、その中から最も安い業者を簡単にみつけることができます。
扇風機などの不用品を引越し業者に回収してもらいたい場合は、一括見積もりサービスを利用して業者を探してみることをおすすめします。
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民間の処理業者に依頼する
民間のゴミ処理業者や不用品回収業者に依頼して、扇風機を処分してもらう方法もあります。
業者に依頼した場合の費用は高め
業者に依頼すれば自宅まで回収に来てくれるため、自分で運ぶ手間が省けます。
しかし、出張費用がかかるため料金は高めです。
料金は業者によって異なりますが、4,000円から5,000円程度のケースが多いでしょう。
ほかの不用品が多い場合は不用品回収業者を利用
不用品回収業者は、「トラック1台分のゴミで○○円」といった容量別の料金設定をしているところが多いです。
扇風機以外にも処分したい不用品が多くある場合は、不用品回収業者を利用するとトータルの費用が安くなる場合があります。
詳しくはこちらをご覧ください。
無許可の業者を利用しない
家庭から出る扇風機などのゴミを処分するには、「一般廃棄物収集運搬業」の許可や市町村の委託が必要です。
そうした許可のない業者には、扇風機などの処分を依頼してはいけません。
無許可の業者に処理を依頼すると、ゴミを不法投棄される恐れがあります。
また、「無料」といっておきながら後で法外な金額を請求する悪質な業者も報告されています。
業者に依頼する場合は、その業者が自治体の許可を得ていることを確認したうえで利用しましょう。
自治体に問い合わせれば、委託している業者を教えてくれます。
以上が、扇風機を廃棄する方法です。
ゴミとして出すのが一般的ですが、ほかにも複数の選択肢があります。
自分にあった方法をみつけて、扇風機を処分してみてください。
扇風機を売却する方法
扇風機を廃棄するのではなく、売却する方法もあります。
売却できれば処分料がかからず、逆にお金が手に入ります。
扇風機を処分したい場合は、その扇風機を売却できないか確認してみるとよいでしょう。
リサイクルショップ
リサイクルショップの多くは、扇風機を買取対象としています。
比較的新しい扇風機で、付属品の欠品や破損などがない場合は、数千円程度で買い取ってもらえる場合があります。
また、人気の高いダイソン社製の扇風機などの場合は、より高額な買取価格も期待できます。
近隣にリサイクルショップがある場合は、売却できないか確認してみましょう。
値段が付かない扇風機でも、無料で引き取ってくれる場合があります。
なお、自宅まで来てくれる「出張買取」を行っているリサイクルショップもありますが、扇風機の場合は買取価格が低めなため、扇風機のみの依頼では出張買取が難しいケースが多いでしょう。
また、業者の中には出張料金がかかるところもあります。
宅配買取
宅配買取は、扇風機などの品物を買取業者に送付して買い取ってもらう方法です。
宅配買取を利用すれば、近隣にリサイクルショップがなくても手軽に扇風機を売却できます。
扇風機を買取対象としている宅配買取業者に「 ecofa(エコファ)
」があります。
「ecofa(エコファ)」は無料で買取価格をオンライン査定してくれるため、自分の扇風機が売却できるのか、いちど確認してみるとよいでしょう。
満足な値段で売却できるのであれば、品物を送付して買い取ってもらいましょう。
詳しくはこちらをご覧ください。
ネットオークション
現在は、個人間売買での商品の流通が活発に行われており、ネットオークションなどで不要になった扇風機を売却する人もいます。
ネットオークションは、自由に値段を設定できるのが魅力です。
しかし、ネットオークションではいつ売れるのか分からず、必ずしも売れるとは限りません。
そのため、引越しなどで処分を急いでいる場合は、あまりおすすめできる売却方法ではありません。
ネットオークションで扇風機を売却したい場合は、引越しに間に合うよう早めに出品しましょう。
まとめ
扇風機の処分方法には、扇風機を「廃棄する方法」と「売却する方法」があります。
比較的新しい扇風機の場合は、買い取ってもらえるかリサイクルショップや宅配買取業者に確認してみましょう。
売却できない場合は、ゴミやリサイクル品として回収してもらいます。
扇風機は「粗大ゴミ」や「不燃ゴミ」として出すのが一般的ですが、家電量販店・民間の処理業者・引越し業者などに回収してもらう方法もあります。
以上のように、扇風機の処分方法にはさまざまな選択肢があります。
扇風機を処分したい場合は、今回の記事を参考にして、自分の状況にあった好みの処分方法を選んでみてください。
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