引越しの機会に五月人形やひな人形を処分したいけどどうしたらいい？費用は？

五月人形やひな人形は、子供の成長を祈る大切な品です。
しかし、人形は場所をとるため、いつまでも置いておくわけにはいきません。
引越しの機会に、五月人形やひな人形を処分したいと考えている人もいるでしょう。

五月人形やひな人形は、処分方法が分かりにくい品物のひとつです。
また、思い出や愛着のある人形をゴミとして廃棄したくない人も多いでしょう。

今回は、五月人形やひな人形の処分方法について詳しく解説します。
それらを廃棄する方法だけでなく、神社などで供養してもらう方法や、売却する方法などもご紹介しますので、是非参考にしてみてください。

五月人形やひな人形にはどんな処分方法がある？

五月人形やひな人形の処分方法には、「神社などで供養してもらう方法」「売却する方法」「寄付・譲渡する方法」「廃棄する方法」があります。

供養してもらう方法

役目を終えた人形をしっかりとした儀式で送り出したい場合は、神社やお寺で供養してもらいましょう。
供養してもらう方法としては、神社やお寺に持ち込む方法のほか、宅配便で送付する方法があります。
なお、供養してもらう際には、ある程度の費用がかかるのが一般的です。

売却する方法

五月人形やひな人形は、品物によっては売却できる場合があります。
売却できれば処分料がかからず、逆にお金が手に入ります。
きれいな状態の人形であれば、買取価格がつくか業者に査定を依頼してみることをおすすめします。

寄付や譲渡する方法

五月人形やひな人形の寄付を受け付けている慈善団体があり、そうした団体に寄付するのも選択肢のひとつです。
なお、寄付する際には送料を負担する必要がある点に注意してください。

また、地域のネット掲示板などを利用して、人形を引き取ってくれる人を探す方法もあります。

廃棄する方法

売却できない場合や、供養の費用と手間を省きたい場合は、廃棄する方法を検討します。
廃棄する方法としては、自治体にゴミとして回収してもらう方法が一般的です。
また、ゴミ処理業者や不用品回収業者に処分を依頼することもできます。

五月人形やひな人形の処分方法には、さまざまな選択肢があります。
それぞれの方法のメリットを比較して、自分にあった方法を選んでみてください。

神社などで供養してもらう方法

五月人形やひな人形を処分する方法を具体的にみていきましょう。
まずは、それらを供養してもらう方法からご紹介します。

神社やお寺などで供養してもらえば、役目を終えた人形をしっかりとした儀式で送り出すことができます。
また、神社やお寺だけでなく、葬儀場などで人形の供養祭が行われる場合もあります。

供養してもらう方法は、人形を売却したりゴミとして捨てたりするのに抵抗がある人におすすめの処分方法です。

神社やお寺に持ち込む

供養してもらう方法としては、神社やお寺に直接持ち込むのが一般的です。
その際には、事前に確認をとってから持参するようにしましょう。

神社やお寺の中には、1年中人形の供養を受け付けているところもありますが、年に1-2回の供養祭の時期にだけ受け付けているところもあります。
神社やお寺に持ち込む場合は、受付時期を事前にしっかりと確認しましょう。

なお、供養を依頼する際には、ある程度の費用がかかります。
供養料は神社やお寺によって異なりますが、小さなダンボール箱1つで3,000円程度が一般的です。

宅配便で送付する

神社やお寺の中には、宅配便で人形を送付すると供養してくれるところがあります。
また、「人形供養代行サービス」を行っている団体があり、そうした団体に送付することでも人形を供養してもらえます。

宅配便を利用すれば、人形供養を行う神社やお寺が近隣になくても供養を依頼できます。
また、受付時期を気にする必要がないため、急いで処分したい場合にも適しています。

ただし、依頼する際には費用がかかります。
費用は場合によって異なりますが、人形供養代行サービスを行っている「みんなのお焚き上げ」の場合は、1箱あたり6,000円の費用が必要です。

詳しくはこちらをご覧ください。

五月人形やひな人形を供養してくれる神社を見てみる

人形供養のイベントに参加する

神社やお寺、葬儀場などで、人形供養のイベントが行われる場合があります。
そうしたイベントに人形を持ち込むのも選択肢のひとつです。

そうしたイベントは、供養料が安価なケースが多いです。
農協や葬儀会社が行うイベントの中には、供養料が無料のものもあります。

供養してもらう場合の注意点

供養してもらう際には、人形のケースやお飾りなどは処分してもらえない場合が多いです。
その場合は、ケースなどはゴミとして処分する必要があります。
また、人形1体のみの持ち込みを受け付けてくれず、箱単位でしか受け付けていない場合もあります。

供養を依頼する場合は、その神社・お寺・団体の受付方法や受付基準をあらかじめしっかりと確認しておく必要があります。

売却する方法

五月人形やひな人形を売却する処分方法もあります。
売却できれば処分料がかからず、逆にお金が手に入ります。
きれいな状態の人形であれば、売却を検討してみることをおすすめします。

なるべく高く買い取ってもらうためには？

業者は再販売するために人形を買い取っているため、商品価値の高い品物ほど買取価格が高くなります。

売却する際には、汚れやホコリなどをきれいに掃除してから査定に出すようにしましょう。
また、ケースやお飾りなどの付属品もしっかりと掃除して、一緒に査定に出します。
付属品が欠けていると、査定額が大幅に下がる場合があります。

どこで買い取ってもらえる？

五月人形やひな人形の売却方法には、いくつかの選択肢があります。

人形や骨董品の買取業者

日本人形や骨董品を専門に扱う買取業者があります。
五月人形やひな人形を売却したい場合は、まずはそうした専門業者に査定を依頼してみましょう。

専門業者は、人形の相場に精通した鑑定士が査定してくれるため、人形の価値を正確に判断してくれます。
また、優良な再販ルートを確保している場合が多く、ほかの業者に比べて買取価格が高い傾向があります。

専門業者の中には、自宅まで来てくれる「出張買取」や、宅配便で品物を送付する「宅配買取」に対応している業者もあり、そうした業者を選べば自分で人形を運ぶ手間が省けます。

宅配買取業者

さまざまな品物を宅配買取している業者の中には、五月人形やひな人形を買取対象としているところがあります。
そうした業者を利用すれば、ほかの品物と一緒に五月人形やひな人形を売却できます。

五月人形やひな人形を取り扱っているおすすめの宅配買取業者に「 ecofa(エコファ)」があります。
「ecofa(エコファ)」は、買取価格を無料でオンライン査定してくれるため、人形を処分したい場合は、いちど査定を依頼してみることをおすすめします。

また、「ecofa(エコファ)」は、宅配業者が品物を梱包してくれる「梱包おまかせサービス」を無料で提供しています。
人形は壊れやすいため梱包が大変ですが、「ecofa(エコファ)」であれば安心して買取を依頼できます。

詳しくはこちらをご覧ください。

五月人形やひな人形を買い取ってくれる業者を見てみる

ネットオークションなどの個人間売買

現在、ネットオークションやフリマアプリ、地域限定のネット掲示板などを利用した個人間売買が盛んに行われています。
五月人形やひな人形を、そうした個人間売買で売却する方法もあります。
個人間売買には、自由に価格を設定できるという利点があります。

ただし、個人間売買は売却に時間がかかり、必ずしも売れるとは限りません。
また、出品・購入希望者とのやり取り・品物の送付にも手間がかかります。
そのため、引越しの機会に急いで人形を処分したい人には、あまり適した方法ではありません。

さらに、人形は輸送中などに傷つきやすく、クレームやトラブルが起こりやすい品物です。
そうしたトラブルを避けたい場合は、個人間売買ではなく買取業者を利用することをおすすめします。

リサイクルショップは取り扱っていない場合が多い

五月人形やひな人形を取り扱っているリサイクルショップもありますが、その数は少数です。
そうした人形をリサイクルショップで購入する人は少ないため、買取もあまり行われていません。
五月人形やひな人形をリサイクルショップに持ち込む場合は、無駄足にならないよう事前に取り扱いを確認しておくことが大切です。

寄付・譲渡する方法

愛着のある人形を別の人に有効活用してもらいたい場合は、寄付・譲渡する方法を検討しましょう。

人形の寄付を受け付けている団体がある

慈善団体の中には、五月人形やひな人形の寄付を受け付けているところがあります。
そうした団体に送付すれば、人形を慈善事業に活用してもらえます。

参照：セカンドライフ「人形の寄付」

参照：ワールドギフト「人形の寄付募集（国内・海外でリサイクル）」

ただし、寄付する際の送料はこちらが負担する必要があります。
慈善団体の中には自宅まで回収に来てくれるところもありますが、そうした場合でも3,000円程度の回収費用がかかります。

引き取ってくれる人を探す

五月人形やひな人形に興味のある友人・知人がいれば、譲渡するのもひとつの手です。
また、地域限定のネット掲示板を利用して、引き取ってくれる人を探す方法もあります。

人形を大事に取り扱ってくれる人に譲れば、愛着のある人形を廃棄せずに済みます。

廃棄する方法

五月人形やひな人形は、通常のゴミとしても廃棄できます。
人形を捨てることに抵抗がない場合は、廃棄する方法が一番手軽です。

自治体にゴミとして回収してもらう

廃棄する方法としては、ゴミとして自治体に回収してもらう方法が最も一般的です。

なお、ゴミの区分や回収方法は自治体によって大きく異なるため、事前に自治体のルールをしっかりと確認してください。
人形にはさまざまな素材が使われているため、場合によっては分解してから分別する必要があります。

可燃ゴミに区分される場合が多い

人形自体は可燃ゴミに区分されるケースが多く、そうした場合には処分料はかかりません。
大きな人形は粗大ゴミに区分される場合があり、その場合は数百円程度の処分料がかかるのが一般的です。

外から見えないようにしてゴミに出す

なお、人形をゴミとして処分することを快く思わない人もいます。
人形をそのままゴミ袋に入れると外から見えてしまうため、紙袋などの不透明な袋に入れてからゴミ袋に入れることをおすすめします。

ゴミ処理業者や不用品回収業者に依頼する

五月人形やひな人形を、ゴミ処理業者や不用品回収業者に処分してもらうこともできます。
そうした業者は自宅まで回収に来てくれるため、自分で人形を運ぶ手間が省けます。

ただし、業者に依頼するとそれなりの費用がかかります。
ゴミ処理業者の一般的な料金体系は、運送費用や出張費用などの基本料金が設定されており、そこに処分を依頼する品物の処分料が加算される形式です。
人形の処分料は場合によって異なりますが、基本料金は3,000円以上の業者が多いです。

業者に処分を依頼する場合は、事前に費用をしっかりと確認するようにしてください。

まとめ

五月人形やひな人形の処分方法には、「神社などで供養してもらう方法」「売却する方法」「寄付・譲渡する方法」「廃棄する方法」があります。

役目を終えた人形をしっかりとした儀式で送り出したい場合は、供養する方法を選びます。
その際には、1箱あたり3,000円から5,000円程度の費用がかかるのが一般的です。
供養してもらう方法としては、神社などに直接持ち込む方法のほか、宅配便で送付する方法があります。

五月人形やひな人形は品物によっては売却できるため、状態の良いものであれば業者に査定を依頼してみましょう。
人形を買い取ってくれる業者には、人形や骨董品を専門に扱う買取業者や宅配買取業者などがあります。

愛着のある人形を有効活用してもらいたい場合は、寄付・譲渡する方法もあります。
なお、寄付する際には送料を負担する必要がある点に注意してください。

人形を手軽に処分したい場合は、廃棄する方法を選びます。
可燃ゴミなどとして自治体に回収してもらえば、処分料はかかりません。
また、費用を支払ってゴミ処理業者や不用品回収業者に廃棄を依頼することもできます。

五月人形やひな人形の処分方法には、さまざまな選択肢があります。
今回の記事を参考にして、自分にあった処分方法を選んでみてください。