引越しの機会にカーテンを処分したいけどどうしたらいい？費用は？

「引越しで不要になったカーテンはどうやって処分すればいい？」

「カーテンの処分にはお金がかかるの？」

「カーテンって買い取ってもらえる？」

そんな疑問を感じている人はいませんか？

引越しの機会にカーテンを買い換える人が多くいます。
しかし、カーテンは生地が厚めで重さもあるため、どうやって処分すればいいのか迷うことの多い品物です。

今回は、カーテンの処分方法について詳しく解説します。
カーテンを廃棄する方法だけでなく、売却する方法や寄付する方法などもご紹介しますので、是非参考にしてみてください。

カーテンにはどんな処分方法がある？

カーテンの処分方法には、「廃棄する方法」「売却する方法」「業者にリサイクルしてもらう方法」「寄付する方法」があります。

売却する方法

売却できればお金が手に入るため、まずは売却できないか検討してみましょう。
ただし、中古のカーテンは人気がなく、高級なカーテンや高機能なカーテン以外は業者に買い取ってもらえないケースが多いです。
ネットオークションなどの個人間売買であれば、中古のカーテンでも買い手がつく場合があります。

廃棄する方法

売却できなかったり、売却手続きが面倒だったりする場合は、廃棄する方法を検討します。
廃棄する場合は、自治体に回収してもらう方法が一般的です。
可燃ゴミなどとして回収してもらえば、処分料はかかりません。
また、ゴミ処理業者や不用品回収業者、引越し業者などに処分を依頼することもできます。

寄付する方法やリサイクルする方法もある

慈善事業を行っている団体の中には、カーテンの寄付を募集しているところがあります。
また、カーテンメーカーや古着の回収業者の中には、カーテンを回収・リサイクルしている会社もあります。
そうした団体・業者にカーテンを送付するのもひとつの手です。

カーテンの処分方法にはさまざまな選択肢があります。
カーテンを処分したい場合は、それぞれの方法のメリットを比較して、自分にあった方法を選んでみてください。

カーテンを廃棄する方法

カーテンを処分する方法を具体的にみていきましょう。
まずは、廃棄する方法からご紹介します。

自治体にゴミとして回収してもらう

カーテンを廃棄する最も一般的な方法は、自治体にゴミとして回収してもらう方法です。

ゴミの区分や回収方法などは自治体によって大きく異なるため、カーテンをゴミとして回収してもらいたい場合は、事前に自治体のルールをしっかりと確認することが大切です。

可燃ゴミや資源物に該当する場合が多い

カーテンは、基本的に「可燃ゴミ」に区分されます。
また、汚れていないカーテンを資源物として回収している自治体も多くあります。
可燃ゴミや資源物として回収してもらう際には、カーテンフックを忘れずに外しておいてください。

大きなカーテンは裁断するのもひとつの手

大きなカーテンを粗大ゴミとしている自治体もありますが、そうした自治体でもカーテンを裁断して所定のゴミ袋に入れれば、可燃ゴミとして処分できる場合がほとんどです。
可燃ゴミとして回収してもらえば、処分料がかかりません。

不燃ゴミに該当する場合がある

特殊な加工が施された遮光カーテンやプラスチック製のカーテンなど、カーテンの素材によっては「不燃ゴミ」に区分される場合があります。
カーテンをゴミに出す際には、カーテンの素材と自治体のルールをよく確認しましょう。
ゴミの区分に迷った場合は、自治体の担当者に問い合わせてみてください。

なお、「防炎カーテン」には燃え広がりを防ぐ性能がありますが、一応燃えるため「可燃ゴミ」に分類されるのが一般的です。

粗大ゴミの場合もある

自治体によっては、厚みのあるカーテンが「粗大ゴミ」に区分される場合があります。
また、室内の間仕切りなどに使用されるアコーディオンカーテンは、粗大ゴミに区分されるのが一般的です。

粗大ゴミとしてカーテンを出す場合は、まずは地域の粗大ゴミ回収センターに連絡します。
そして、コンビニやスーパーなどで粗大ゴミ用の回収券を購入し、それを処分したいカーテンに貼り付けたうえで、所定のゴミ捨て場に出しておきます。
その際には、回収しやすいようカーテンを紐などで縛っておきましょう。

粗大ゴミとしての回収費用は、数百円程度が一般的です。
自治体に回収してもらえば、安価でカーテンを処分できます。

ゴミ処理センターに持ち込む

急いでカーテンを処分したい場合は、地域のゴミ処理センターに直接持ち込むのもひとつの手です。
ゴミ処理センターに持ち込めば、ゴミの回収日を待つことなくカーテンなどの不用品を処分できます。

ただし、地域によっては受け付けてくれない場合もあるため、事前に電話などで確認したうえで持ち込むようにしてください。

なお、ゴミ処理センターに直接持ち込む場合には、「10kgあたり200円」といった処分料がかかるのが一般的です。

引越し業者に処分してもらう

引越し業者の中には、引越しの際に不用品を回収・処分してくれるところがあります。
そうした引越し業者にカーテンを回収してもらえば、自分で廃棄する手間が省けます。
また、引越しの直前までカーテンを利用できます。

処分の可否や費用を確認したうえで業者を選ぶ

ただし、すべての引越し業者が不用品を回収してくれるわけではなく、回収を依頼するとある程度の費用がかかるのが一般的です。
そのため、カーテンなどの不用品の処分を引越し業者に依頼したい場合は、事前に処分の可否や費用を確認して、それを踏まえて業者を選ぶ必要があります。

業者を選ぶ際には「一括見積もりサービス」の利用が便利

不用品を回収してくれる引越し業者を選ぶ際には、「引っ越し料金の一括見積もりサービス(無料)」を利用するのがおすすめです。
一括見積もりサービスは、多くの引越し業者の見積もりを一括で取得できるサービスで、不用品を回収してくれる業者を簡単にみつけることができます。

カーテンの処分を引越し業者に依頼したい場合は、一括見積もりサービスを利用して不用品を回収している業者を探し、その中から費用の安い会社を選ぶことをおすすめします。

詳しくはこちらをどうぞ。

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ゴミ処理業者や不用品回収業者に依頼する

地域のゴミ処理業者や不用品回収業者にカーテンの処分を依頼することもできます。
そうした業者は自宅まで回収に来てくれるため、自分で運ぶ手間が省けます。

業者は費用が高め

ただし、業者に依頼すると高めの費用がかかります。

一般的なゴミ処理業者の料金体系は、出張費用や運搬費用などの基本料金が設定されており、そこに物品ごとの処分料が加算される形式です。
カーテンの処分料は数百円程度の場合が多いですが、出張費用は3,000円以上が一般的です。
業者に頼んだ場合の処分料の総額は、4,000円近くになるでしょう。

カーテンは自治体に回収してもらえば無料で処分できる場合が多いため、業者の処分料はかなり割高です。
業者に処分を依頼する際には、事前に費用をしっかりと確認してください。

自治体の許可を得ている業者に依頼する

カーテンなどの家庭からのゴミを処分する業者は、「一般廃棄物収集運搬業」の許可や自治体からの委託を受けている必要があります。
そうした許可を受けていない業者は、利用してはいけません。

無許可の業者はゴミを適切に処分するとは限らず、ゴミが不法投棄される恐れがあります。
また、「無料回収」などと宣伝している無許可の業者を利用した結果、後で高額な料金を請求されるなどのトラブルが多数報告されています。

ゴミ処理業者に依頼する場合は、自治体の許可を得ている業者を選ぶことが大切です。
自治体のホームページには、許可を得ている業者が一覧で掲載されています。
また、自治体に問い合わせれば優良な業者を教えてくれます。

不用品が多い場合は不用品回収業者を利用

不用品回収業者は、「トラック1台分で□△円」といった容量別の料金体系の業者が多いです。
そうした業者は、不用品の量が多い場合に利用すると、物品ごとに処分料を計算する業者よりも費用が安くなります。

カーテン以外にも処分したい不用品が多くある場合は、費用を比較して不用品回収業者の利用を検討してみることをおすすめします。

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新規購入時に古いカーテンを回収してくれる業者もある

カーテンを販売している通販業者の中には、新規購入時に古いカーテンを回収してくれるところがあります。
そうした業者からカーテンを購入すれば、古いカーテンを手軽に処分できます。

以上が、カーテンを廃棄する方法です。
自治体にゴミとして回収してもらうのが一般的ですが、別の選択肢を選ぶこともできます。

カーテンを売却する方法

次に、カーテンを売却する方法をみていきましょう。
売却できれば処分料がかからず、逆にお金が手に入ります。

カーテンは買取不可の業者が多い

ただし、カーテンは中古市場であまり人気がありません。
その理由としては、新居に引っ越した際に中古のカーテンを買いたいと思う人が少ないことが挙げられます。
また、カーテンは布製であり、日光で日焼けする場合が多く、劣化が早いことも理由のひとつです。

そのため、中古のカーテンを「買取不可」としている業者が多いです。

どんなカーテンが買取対象になる？

中古品の人気が低いカーテンですが、業者に買い取ってもらえる場合もあります。
買取の可能性のあるカーテンには、以下のようなものがあります。

1級遮光カーテン

光や熱を遮る「遮光カーテン」には3つの等級があり、最も遮光率の高い１級遮光カーテンは性能の高さから人気があります。

ミラーレースカーテン

ミラーレースカーテンは、生地の裏側が光っていて、外から透けにくいレースカーテンのことです。
ミラーレースカーテンは人気があり、特に遮光カーテンなどとセットにすると、ある程度の買取価格がつく場合があります。

このほかにも、販売価格の高い高級なカーテンや、形状記憶加工が施されたカーテンなどが買取対象になる場合があります。
なお、中古品はあまり人気がないため、これらのカーテンでも高額な買取価格は期待できません。

どこで買い取ってもらえる？

カーテンを取り扱っている宅配買取業者があります。
また、ネットオークションなどの個人間売買でカーテンを売却する方法もあります。

リサイクルショップに関しては、新品のカーテンであれば買い取ってくれる場合がありますが、中古品の場合は買取不可のケースが多いです。

宅配買取業者

宅配買取は、宅配便で不用品を送付する形式の買取方法です。
宅配買取を専門に行っている業者の中には、カーテンを取り扱っているところがあります。
宅配買取を利用すれば、近隣にリサイクルショップがなくてもカーテンなどの不用品を売却できます。

カーテンを買取対象としている宅配買取業者に「 ecofa(エコファ)」があります。
「ecofa(エコファ)」は買取価格を無料でオンライン査定してくれるため、売却したいカーテンがある場合は、いちど査定を依頼してみるとよいでしょう。
なお、中古品のカーテンは人気がないため、高い買取価格は期待しないようにしましょう。

詳しくはこちらをご覧ください。

カーテンを買い取ってくれる業者を調べてみる

ネットオークション

ネットオークションなどを利用して、個人間売買でカーテンを売却する方法もあります。
個人間売買は、自由に価格を設定できるのが利点です。
また、個人間売買であれば、多少使用感や汚れのあるものでも買い手が現れる場合があります。

ただし、ネットオークションは売却に時間がかかり、売れる保証もありません。
そのため、急いで処分したい場合には適した方法ではありません。
ネットオークションでカーテンを売却したい場合は、引越しに間に合うよう早めに出品しましょう。

カーテンを業者にリサイクルしてもらう方法

カーテンのリサイクルを行っている業者も存在しています。
そうした業者にカーテンを送付するのも選択肢のひとつです。

自社のカーテンを回収しているメーカーがある

カーテンを製造・販売しているメーカーの中には、不要になった自社製品を回収・リサイクルしているところがあります。
そうしたメーカーの製品であれば、メーカーに連絡して引き取ってもらいましょう。

カーテンを回収しているメーカーのひとつに「サンゲツ」があります。
サンゲツのカーテンにはリサイクル用のタグがついており、タグの連絡先に回収してもらいたい旨を連絡すると、自宅に発送用のラベルが送付されます。
それを使用してカーテンを送付すれば、サンゲツがリサイクルしてくれます。

古着の回収業者などに送付する

古着の回収業者の中には、カーテンを無料回収しているところがあります。
また、布巾や雑巾として再利用するためにカーテンを回収している業者もあります。
そうした業者にカーテンを送って再利用してもらう方法もあります。

なお、送料はこちらが負担するのが一般的です。
そうした業者を利用する際には、元払いか着払いかをしっかりチェックして、適切な方法で送付するようにしてください。

カーテンを寄付する方法

カーテンの寄付を受け付けているいくつかの慈善団体があります。
そうした団体に寄付するのもひとつの手です。

カーテンの寄付を受け付けている主な団体に、「ワールドギフト」や「JFSA(日本ファイバーリサイクル連帯協議会)」があります。
それらの団体に寄付したカーテンは、主に海外で再利用されます。
カーテンを寄付すれば、ゴミを減らすことにもつながります。

ただし、寄付する際の送料はこちらが負担する必要があります。
ワールドギフトは自宅まで回収に来てくれますが、その際にも3,000円程度の回収費用がかかります。

サイズが合わないカーテンでも使える場合がある

「カーテンのサイズが新居に合わないから捨てたい」と考えている人もいるでしょう。
しかし、カーテンを捨てずにリサイズする方法もあります。

カーテンのリサイズを業者に依頼する

カーテンをリサイズしてくれる業者があり、そうした業者に頼めば、長すぎるカーテンを裾上げして短くしたり、裾の折り返しを少なくして丈を長くしたりしてくれます。
また、カーテンの幅を詰める加工や、カーテンのヒダを伸ばすことで幅を広くする加工も可能です。

自分でカーテンの長さを調整する

カーテン用の裾上げテープが販売されており、それを使用すれば長すぎるカーテンを自分で短くできます。
カーテン用の裾上げテープは、ニトリやIKEAなどの家具店で販売されています。
また、ズボン用の裾上げテープを使う方法もあります。

布の加工に慣れていれば、安全ピンを使ったり手縫いでカーテンの長さを調整したりする方法もあります。
さらに、カーテンの高さを微調整できるアジャスターフックも販売されています。

カーテンのサイズが新居に合わないことが理由でカーテンの処分を考えている場合は、捨てずにリサイズする方法も検討してみることをおすすめします。

まとめ

カーテンの処分方法には、「廃棄する方法」「売却する方法」「業者にリサイクルしてもらう方法」「寄付する方法」があります。

カーテンは中古市場で人気がありませんが、高級なカーテンや高機能なカーテンであれば売却できる場合があります。
また、ネットオークションなどの個人間売買であれば、業者が買い取ってくれないカーテンでも買い手がつくことがあります。

売却できない場合や、売却手続きが面倒な場合は、廃棄する方法などを検討します。
廃棄する方法としては、自治体にゴミとして出す方法が一般的です。
可燃ゴミや不燃ゴミとして出せば、処分料はかかりません。
粗大ゴミに該当する場合でも、処分料は数百円程度です。
また、ゴミ処理業者・不用品回収業者・引越し業者などに廃棄を依頼することもできます。

カーテンをリサイクルしている業者や、カーテンの寄付を受け付けている慈善団体などもあり、そうしたところにカーテンを送付するのも選択肢のひとつです。
その際には、送料をこちらが負担するのが一般的です。

カーテンの処分方法には、さまざまな選択肢があります。
今回の記事を参考にして、自分にあった方法を選んでみてください。