引越しの機会に食器を処分したいけどどうしたらいい？費用は？

引越しの際には、不用品をできるだけ処分してから新居に移りたいところです。
引越しの機会に、使わなくなった食器を処分したいと考えている人も多いのではないでしょうか。

食器の処分方法にはさまざまな選択肢があり、ゴミとして出す方法だけでなく、売却する方法や寄付・リサイクルする方法もあります。
売却・リサイクルすればゴミを減らすことができ、資源の有効利用にもつながります。

今回は、食器を処分する方法をご紹介します。
食器をどうやって処分しようか迷っている人は、是非参考にしてみてください。

食器の処分方法にはどんなものがある？

食器を処分する方法は、「売却する方法」「寄付・リサイクルする方法」「廃棄する方法」の3つに大きく分けられます。

比較的高価な洋食器・和食器などは業者に買い取ってもらえます。
また、ギフトセットなどの食器セットも売却できる場合があります。
売れそうな食器がある場合は、まずは業者に査定を依頼してみることをおすすめします。

売却できない場合や、売却手続きが面倒な場合は、寄付・リサイクルする方法や廃棄する方法を検討します。
廃棄する場合はゴミとして自治体に回収してもらうのが一般的ですが、別の選択肢を選ぶこともできます。

食器は、多くの場合無料で処分できます。
ただし、業者に依頼する場合や、大きな食器を粗大ゴミとして処分する場合など、処分に費用が必要な場合もあります。

食器を廃棄する方法

それでは、食器を処分する具体的な方法をみていきましょう。
まずは、基本的な処分方法である「廃棄する方法」からご紹介します。

ゴミとして自治体に回収してもらう

食器は、ゴミとして自治体に回収してもらえます。
ゴミとして処分する方法は、食器の処分方法として最も一般的なものです。

素材や大きさによって分別区分が異なる

食器にはさまざまな種類があり、材質や大きさによってゴミの分別区分が異なります。
また、ゴミの分別区分は自治体によって異なるため、食器をゴミとして出す場合には自治体のルールをしっかりと確認することが重要です。

陶磁器やガラス製の食器

陶磁器やガラス製の食器は、一般家庭でよく使われているタイプの食器です。
これらは、燃えないゴミとして分別するのが一般的です。

陶磁器やガラス製の食器は割れると危険なため、捨てる際には注意が必要です。
自治体によっては、「箱に入れる・新聞紙に包む・ゴミ袋に危険物の表記を行う」などの捨て方が義務付けられている場合があります。
これらの食器を捨てる際には、自治体のルールをよく確認しましょう。

金属製の食器

金属製の食器は、金属ゴミとして廃棄します。
自治体によっては、不燃ゴミに区分される場合もあります。

プラスチック製の食器

プラスチック製のものは、「可燃ゴミ」や「資源ゴミ」に分別されるのが一般的です。
自治体によって区分が異なるため、自治体のホームページなどでルールを確認したうえで処分しましょう。

サイズが大きいと粗大ゴミになる場合がある

自治体によっては、大きな食器を「粗大ゴミ」としているところもあります。
粗大ゴミとして処分する場合は、処分料が必要な自治体が多いです。
多くの自治体では、コンビニやスーパーなどで粗大ごみ用の回収券を購入し、それを貼り付けてから所定のゴミ捨て場に出す方式を採用しています。

粗大ゴミの処分料は自治体によって異なりますが、食器のような比較的小さなものの場合は200円から500円程度が一般的です。

回収日が限られている点に注意

食器をゴミとして自治体に回収してもらう場合は、回収日に気をつけましょう。
特に燃えないゴミの回収日は月に1回程度の自治体が多いため、引越し前に食器を処分したい場合は、早めの準備を心がけたいところです。

ゴミ処理センターに持ち込む方法もある

急いで食器を処分したい場合は、地域のゴミ処理センターなどに持ち込む方法もあります。
ただし、地域によっては持ち込みできない場合もあるため、事前に連絡して確認を取ったうえで持ち込むようにしましょう。

なお、ゴミ処理センターにゴミを持ち込んで処分してもらう際には、「10kgごとに○○円」といった一定の処分料がかかる場合が多いです。

ゴミ処理業者や不用品回収業者に依頼する

引越しの日が迫っていて、大量の食器をすぐに処分したい場合もあるでしょう。
そうした場合には、地域のゴミ処理業者や不用品回収業者 に依頼するのもひとつの手です。
業者に依頼すれば自宅まで食器を取りに来てくれるため、自分で処分する手間が省けます。

費用を事前に確認する

ただし、業者に依頼すると、ある程度の費用がかかります。
特に出張費用が高く、3,000円程度するのが一般的です。
業者を利用する際には、事前に費用をしっかりと確認したうえで依頼しましょう。

ほかの不用品が多数ある場合は不用品回収業者がおすすめ

不用品回収業者 は、「トラック1台分で○□円」といった料金設定の場合が多いです。
そうした業者は、少量のゴミの処分では価格が割高になってしまいますが、不用品が多数ある場合はトータルの費用が安くなります。
食器以外にも処分したい不用品が多数ある場合は、不用品回収業者 の利用がおすすめです。

詳しくはこちらをどうぞ。

食器を安く回収してくれる業者を調べてみる

引越し業者に処分を依頼できる？

引越し業者の中には、引越しの際に不用品を回収してくれるところもあります。
しかし、食器に関してはそうしたサービスの対象にならない場合が多いです。

不用品を回収している引越し業者のほとんどは、家具や家電といった粗大ゴミの処分を行っており、食器などの日常のゴミは取り扱っていません。
食器を処分したい場合は、引越しに間に合うよう早めに準備を始めることをおすすめします。

食器を寄付・リサイクルする方法

次に、食器を寄付・リサイクルする方法をみていきましょう。

陶磁器のリサイクルが行われている

陶磁器に使用されている粘土や長石などは、貴重な天然資源です。
その資源を有効利用するために、食器をリサイクルする「グリーンライフ21・プロジェクト（GL21） 」という活動が、製造業者や行政などの幅広い組織によって進められています。

この活動により、全国40ヶ所余りで使用済みの陶磁器の回収が行われており、自治体の回収拠点も20ヶ所程度設置されています。
また、自治体が陶磁器を回収して必要な人に無料配布するイベントも全国各地で行われています。

不要な陶磁器がある場合は、そうした回収拠点や自治体のイベントに持ち込むのもひとつの手です。

食器の寄付を募集している団体がある

食器は、途上国では特に貴重な物資です。
海外に食器を送っている支援団体があり、そうした団体は食器の寄付を募集しています。
不要な食器をそうした団体に寄付するのも選択肢のひとつです。

参照：ワールドギフト「食器や陶磁器を途上国支援に役立てます」
参照：パワーセラー
参照：いいことシップ

寄付する方法としては、食器をダンボールなどに入れて宅配便で送る形式が一般的です。
ただし、その際の送料は送る側が負担します。
また、自宅に宅配業者が回収に来てくれる団体もありますが、その際には3,000円程度の回収費用を支払う必要があります。

食器を売却する方法

食器は、ものによっては買取業者などに売却することも可能です。
売れればお金が手に入るため、売却できそうな食器を処分したい場合は、買取業者に査定を依頼してみることをおすすめします。

どんな食器が買取対象になる？

買取業者は、買い取った食器を再販売しています。
そのため、人気の高いブランドものの食器は高値で取引され、ノンブランドの食器や傷んだ食器は買い取ってもらえない場合が多いです。

高値で買い取ってもらえる食器には、以下のようなものがあります。

• 人気のある高級ブランド品
• 有名な産地の和食器
• 傷や汚れのないもの
• 箱がきれいな状態のもの
• 一式揃っているセット品

買取基準は業者によって異なるため、以上に該当しない食器でも買い取ってもらえる場合があります。
食器の買取を依頼する際は、複数の業者に査定してもらうことをおすすめします。

食器はどこで買い取ってもらえる？

食器には、いくつかの売却方法があります。

宅配買取業者

宅配買取業者は、宅配便で品物を送付する形式で不用品を買い取ってくれる業者です。
宅配買取業者を利用すれば、近くにリサイクルショップがなくても食器を手軽に売却できます。

ブランド品の食器を専門に買い取っている業者もあり、そうした業者は買取価格が比較的高めです。
高級ブランドの食器を処分したい場合は、ブランド食器専門の業者に査定を依頼してみましょう。

食器を買取対象としているおすすめの宅配買取業者に「 ecofa(エコファ)」があります。
「ecofa(エコファ) 」は、買取価格を無料でオンライン査定してくれるため、売却したい食器がある場合は、いちど査定を依頼してみるとよいでしょう。
「ecofa(エコファ) 」は、ブランド食器だけでなく食器セットなども買取対象としています。

詳しくはこちらをどうぞ。

食器を買取してくれる業者を調べてみる

リサイクルショップ

リサイクルショップの多くは、食器を買取対象としています。
近隣にリサイクルショップがあれば、食器を持ち込んで買い取ってもらうのもよいでしょう。
リサイクルショップの中には、宅配買取や自宅に来てくれる出張買取に対応しているところもあります。

ただし、出張買取を利用するには、ある程度まとまった量の食器が必要です。
また、店舗によっては出張費用がかかるケースがあります。
出張買取を利用する際には、事前に必要な費用をよく確認しましょう。

ネットオークション

ネットオークションで食器を売却する方法もあります。
ネットオークションは、価格を自由に設定できるのが利点です。
また、ノンブランドの食器でも買い手が現れる場合があります。

ただし、ネットオークションでは売却までに時間がかかり、必ず売れるとも限りません。
さらに、購入者に商品を配送する手間がかかり、支払いトラブルのリスクもあります。
そのため、引越しの機会に急いで食器を処分したい人には、あまり適した方法ではありません。

その他の売却方法

以上の方法のほか、自治体などが開催するフリーマーケットで売却する方法や、地域限定の掲示板で食器を購入してくれる人を探す方法などがあります。
引越しまでに時間の余裕がある場合は、そうした売却方法を試してみるのもよいでしょう。

まとめ

食器の処分方法は、「売却する方法」「寄付・リサイクルする方法」「廃棄する方法」の3つに大きく分けられます。

売却できればお金が手に入るため、ブランド食器や食器セットなどを処分したい場合は、業者に査定を依頼してみることをおすすめします。
売却できない場合や売却手続きが面倒な場合は、寄付・リサイクルする方法や廃棄する方法を選びます。

食器を寄付・リサイクルすれば、資源を有効利用できます。
ただし、食器を寄付する際には送料がかかるケースが多いです。

食器を廃棄する場合は、自治体にゴミとして回収してもらう方法が一般的です。
その際は、自治体のルールをよく確認して適切に分別しましょう。
また、処分を急ぐ場合は、ゴミ処理業者や不用品回収業者に依頼する方法もあります。

食器の処分方法にはさまざまな選択肢があります。
今回の記事を参考にして、自分にあった方法を選んでみてください。