引越しの機会にぬいぐるみを処分したいけどどうしたらいい？費用は？

ぬいぐるみは、部屋を明るくして生活に癒しを与えてくれます。
しかし、ぬいぐるみは場所をとるため、処分する必要がでてくるケースもあります。
引越しの機会に、ぬいぐるみを処分したいと考えている人も多いのではないでしょうか。

ぬいぐるみは、思い出や愛着がある場合が多く、なかなか捨てにくいものです。
通常の家庭ゴミとして出すのが最も簡単な処分方法ですが、ゴミとして処分するのに抵抗のある人もいるでしょう。

今回は、ぬいぐるみの処分方法について詳しく解説します。
ぬいぐるみの処分方法には、さまざまな選択肢があります。
それぞれの方法の特徴を把握して、自分にあった処分方法を選んでみてください。

ぬいぐるみにはどんな処分方法がある？

ぬいぐるみの処分方法には、「寄付する方法」「売却する方法」「神社などで供養してもらう方法」「廃棄する方法」があります。

最も手軽に処分できるのは、ゴミとして廃棄する方法です。
多くの自治体ではぬいぐるみを可燃ゴミとして処分でき、可燃ゴミであれば処分料はかかりません。
大きなぬいぐるみであれば粗大ゴミに該当する場合もありますが、その場合の処分料も数百円程度と安価です。

ゴミとして処分するのが心苦しい場合は、別の選択肢を選びます。
ぬいぐるみの寄付を募集している団体が数多くあり、そうした団体に引き取ってもらえば、愛着のあるぬいぐるみを捨てることなく有効利用してもらえます。
また、比較的きれいで人気のあるぬいぐるみであれば、買取業者やネットオークションで買い取ってもらえる場合があります。

さらに、役目を終えたぬいぐるみをしっかりとした儀式をしてから処分したい場合は、神社やお寺などに依頼して供養してもらう方法もあります。

ぬいぐるみを寄付する方法

ぬいぐるみを処分する方法を具体的にみていきましょう。
まずは、ぬいぐるみを寄付する方法からご紹介します。

ぬいぐるみの寄付を募集している慈善団体がある

途上国の支援活動などを行っている慈善団体の中には、ぬいぐるみの寄付を募集しているところがあります。
例えば、「ワールドギフト」にぬいぐるみを寄付すると、途上国の子供たちに支援物資として送付されます。
そうした団体に寄付して、ぬいぐるみを有効活用してもらうのも選択肢のひとつです。

ただし、ぬいぐるみを寄付する際にかかる送料は、こちらが負担する必要があります。
ワールドギフトは自宅まで回収に来てくれますが、その場合も3,000円程度の回収費用がかかります。
また、送付する際に「ワクチン募金」の名目で一定の料金を支払う必要のある団体もあります。

寄付する際には、必要な費用を事前によく確認することが大切です。

参照：ぬいぐるみ寄付を募集（ぬいぐるみで海外支援）

地域の幼稚園や福祉施設に寄付する

地域の幼稚園・保育園・福祉施設などで、ぬいぐるみの寄付を受け付けているところもあります。
ぬいぐるみを地域の施設で役立ててもらいたい場合は、施設に問い合わせてみましょう。

なお、寄付を受け付けていない場合も多いため、必ず事前に問い合わせたうえで寄付するようにしてください。
問い合わせずに寄付・送付すると、かえって迷惑になります。

また、地域の施設に寄付する場合は、事前に洗濯してなるべくきれいな状態で渡すようにしましょう。

ぬいぐるみを無料回収している業者もある

ぬいぐるみなどの不用品を無料で回収して再利用し、収益の一部を寄付している業者もあります。
そうした業者を利用すれば、ぬいぐるみを有効活用してもらえるほか、送料以外の費用がかかりません。

ぬいぐるみを回収している団体・業者には、無料のところと有料のところがあります。
途上国支援のために有料の団体を利用するのもひとつの手ですが、費用を抑えたい場合は送料以外がかからない業者・団体を選びましょう。

参照：パワーセラー

ぬいぐるみを売却する方法

ぬいぐるみを売却する方法もあります。
売却すれば処分料がかからず、逆にお金が手に入ります。
また、愛着のあるぬいぐるみを別の人に再利用してもらえます。

買取価格をなるべく高くするには？

高く買い取ってもらうためには、なるべく良い状態で査定に出す必要があります。

きれいにしてから査定を受ける

ぬいぐるみは、きれいな状態のもののほうが高く買い取ってもらえます。
ぬいぐるみについている洗濯マークをチェックして、洗える場合は自宅で洗濯しましょう。
おしゃれ着用の洗剤を使って手洗いするのがおすすめです。

洗った後は、軽く脱水してから陰干ししてよく乾かします。
日光を当てると色落ちする場合があるため、日陰で干すようにしましょう。

洗うのが難しい場合は、ホコリを払ったり水拭きしたりしてなるべく清潔な状態にしてから査定に出します。

付属品は揃えておく

箱や説明書などの付属品がついていると、買取価格が上がります。
また、遊んでいるとぬいぐるみのタグが取れてしまう場合がありますが、タグが取れていると価格が減額される場合があります。

人気のあるうちに売る

アニメのキャラクターなどのぬいぐるみは、流行が過ぎると買取価格が大きく下がってしまいます。
そのため、早めに売却したほうが買取価格は高くなります。

どこで買い取ってもらえる？

ぬいぐるみには、いくつかの売却方法があります。

ぬいぐるみ専門の買取業者

ぬいぐるみやフィギュア、おもちゃなどを専門で取り扱っている買取業者があります。
そうした業者は、一般的な買取業者に比べて買取価格が高い傾向があります。
ディズニーのキャラクターや、ハローキティ、リラックマなどの定番の商品は、特にその傾向が強いです。

そうした業者は、宅配便で品物を送付する「宅配買取」に対応しているところも多いです。
ぬいぐるみを売却したい場合は、ぬいぐるみを専門に扱っている買取業者に査定を依頼してみましょう。

詳しくはこちらをご覧ください。

ディズニーグッズを高価買取してくれる専門業者を調べてみる

リサイクルショップ

リサイクルショップでも、ぬいぐるみを買い取ってもらえる場合があります。
近隣にリサイクルショップがある場合は、事前に取り扱っていることを確認したうえで、査定を依頼してみるとよいでしょう。
なお、ぬいぐるみを専門に扱う業者を比べると、買取価格は低めです。

リサイクルショップの中には、自宅まで来てくれる「出張買取」に対応しているところもあります。
しかし、ぬいぐるみは買取価格が低めなため、ぬいぐるみの買取だけでは出張買取を断られるケースが多いでしょう。

別の不用品と一緒に買取を依頼する場合は、出張買取を依頼するのもひとつの手です。
しかし、店舗によっては出張費用が別途必要な場合があります。
出張買取を依頼する場合は、費用を事前に確認しましょう。

宅配買取業者

宅配便で品物を送付する「宅配買取」を専門に行っている業者の中には、ぬいぐるみを買取対象としている業者もあります。
そうした業者に依頼すれば、近隣にリサイクルショップがなくても、ぬいぐるみなどの不用品を手軽に処分できます。

ぬいぐるみを取り扱っている宅配買取業者に「 ecofa(エコファ)」があります。
「ecofa(エコファ)」は買取価格を無料でオンライン査定してくれるため、売却したいぬいぐるみがある場合は、いちど査定を依頼してみることをおすすめします。

また、「ecofa(エコファ)」は、宅配業者が品物を梱包してくれる「梱包おまかせサービス」を無料で提供しています。
大きなぬいぐるみは梱包や送付に手間がかかりますが、「ecofa(エコファ)」であれば気軽に売却できます。

詳しくはこちらをご覧ください。

ぬいぐるみを買い取ってくれる業者を調べてみる

ネットオークションなどの個人間売買

ネットオークションや地域限定の掲示板などを利用して、個人間売買でぬいぐるみを売却する方法もあります。

個人間売買であれば、自由に価格を設定できます。
また、掲示板を利用すれば、ぬいぐるみを大事に取り扱ってくれそうな人に譲ることもできます。

ただし、個人間売買では売却に時間がかかり、売れる保証もありません。
出品や送付の手間もかかるため、忙しい人や引越しの機会に急いで処分したい人には、あまり適した方法ではありません。

神社やお寺で供養してもらう方法

ぬいぐるみを人に譲るのではなく廃棄したい場合は、神社やお寺で供養してもらう方法もあります。
神社などで供養してもらえば、役目を終えたぬいぐるみをしっかりとした儀式で送り出すことができます。
また、神社やお寺だけでなく、葬儀場で人形やぬいぐるみの供養祭が行われる場合もあります。
供養する方法は、ゴミとして捨てることに抵抗のある人におすすめです。

宅配便で送ることも可能

供養を依頼する方法としては、神社やお寺に直接持ち込む方法のほか、宅配便での送付を受け付けているところもあります。
近隣に供養してくれる神社がない場合は、宅配便を使って供養を依頼しましょう。

宅配での供養の場合はこちらをご覧ください。

宅配で神社に供養してもらうならこちらをどうぞ

受付時期を事前に調べる

神社やお寺の中には、1年中ぬいぐるみの供養を受け付けているところがあるほか、1年に1-2回の供養祭の時期にだけ受け付けているところもあります。
受付期間以外でぬいぐるみを送付することのないよう、依頼する際には事前に受付期間を確認しておきましょう。

供養には一定の費用がかかる

ぬいぐるみを供養してもらう際には、一定の費用がかかります。
費用は神社やお寺によって異なりますが、小さな段ボール箱1箱で3,000円程度が一般的です。
なお、農協などが主催する供養祭では、供養料が無料の場合もあります。

ぬいぐるみを廃棄する方法

ぬいぐるみは、通常のゴミとしても廃棄できます。
あまり愛着のないものや、ぬいぐるみを捨てることに抵抗がない場合は、廃棄する方法が一番手軽です。

自治体に回収してもらう

廃棄する場合は、ゴミとして自治体に回収してもらう方法が一般的です。

ゴミの区分や回収方法は自治体によって異なるため、ゴミとして出す場合は自治体のルールを事前によく確認してください。
ぬいぐるみの目などのプラスチック部分を外して、布部分とは別にする必要がある自治体もあります。

可燃ゴミに区分されるのが一般的

ぬいぐるみは、多くの場合可燃ゴミに区分されます。
可燃ゴミであれば、処分料はかかりません。
なお、自治体やぬいぐるみの素材によっては、不燃ゴミなどに区分されるケースもあります。

粗大ゴミの場合もある

サイズが大きいぬいぐるみの場合は、粗大ゴミに区分される場合があります。
粗大ゴミとして出す場合は、事前に粗大ゴミ受付センターなどに連絡したうえで、コンビニなどで粗大ゴミ用の回収チケットを購入し、それを貼り付けてからゴミ捨て場に出します。
粗大ゴミとしてのぬいぐるみの処分料は、数百円から1,000円程度です。

急いでいる場合は地域のゴミ処理センターに持ち込む

急いで処分したい場合は、地域のゴミ処理センターに直接持ち込む方法もあります。
ただし、自治体によっては回収してくれない場合もあるため、事前に問い合わせてから持ち込むようにしましょう。
なお、直接持ち込む場合でも、「10kgあたり200円」といった処分料がかかるのが一般的です。

ゴミ処理業者や不用品回収業者に依頼する

ぬいぐるみの処分を、地域のゴミ処理業者や不用品回収業者に依頼することもできます。
そうした業者は自宅まで来てくれるため、自分で処分する手間が省けます。

業者は費用が高め

ただし、業者に依頼するとそれなりの費用がかかります。
特に出張費用が高めで、3,000円以上するのが一般的です。
さらに、処分を依頼する品物に応じて処分料がかかります。
業者にぬいぐるみの処分を依頼する際には、事前に費用をしっかりと確認してください。

不用品が多い場合は不用品回収業者を利用

不用品回収業者は、「トラック1台分で○△円」といった料金体系の業者が多いです。
そうした業者は、不用品が多い場合に利用すると、品物ごとに料金を計算する業者に比べて価格が割安になります。
ぬいぐるみ以外にも多くの不用品を処分したい場合は、不用品回収業者の利用を検討してみましょう。

詳しくはこちらをご覧ください

ぬいぐるみを安く処分してくれる不用品回収業者を調べてみる

無許可の業者は利用しない

家庭からのゴミを処分する業者は、「一般廃棄物収集運搬業」の許可や自治体からの委託を受けている必要があります。
そうした許可を受けていない業者は、利用してはいけません。

無許可の業者はゴミを適切に処分するとは限らず、ぬいぐるみが不法投棄される恐れがあります。
また、「無料回収」などと宣伝している無許可の業者を利用した結果、法外な費用を請求されるなどのトラブルが多数報告されています。

業者にぬいぐるみの処分を依頼する場合は、自治体の許可を得た業者を利用してください。
自治体のホームページには、許可を得ている業者が一覧で掲載されています。
また、自治体に問い合わせれば、安心して利用できる優良な業者を教えてくれます。

まとめ

ぬいぐるみの処分方法には、「寄付する方法」「売却する方法」「神社などで供養してもらう方法」「廃棄する方法」があります。

ぬいぐるみを別の人に有効活用してもらいたい場合は、慈善団体に寄付する方法や売却する方法を選びます。
売却できればお金も手に入るため、売れそうな品物の場合は、ぬいぐるみやおもちゃを専門に扱う買取業者などに査定を依頼してみましょう。

役目を終えたぬいぐるみをしっかとりした儀式で送り出したい場合は、神社やお寺に供養を依頼するのがおすすめです。
供養する場合は、神社などにぬいぐるみを直接持ち込むか、宅配便で送付します。
その際には、ある程度の費用がかかるのが一般的です。

ぬいぐるみを手軽に処分したい場合は、廃棄する方法を選びます。
自治体に可燃ゴミとして回収してもらえば、処分料はかかりません。
また、ゴミ処理業者や不用品回収業者に処分を依頼することもできます。

ぬいぐるみの処分方法にはさまざまな選択肢があります。
今回の記事を参考にして、自分にあった処分方法を選んでみてください。